FDMな3Dプリンターでサポートが多い造形は失敗多い。
本来はオーバーハング形状がなければ不要な3Dプリンター造形時のサポート。
DLPやSLAな3Dプリンターではサポート多くあっても造形失敗はそんなに多くない。
でもFDMな3Dプリンターでサポートが多いと造形失敗する時がある。
なのでThingiverseで公開したEACHINE UZ65のFPVカメラをCaddx ANT Nanoに載せ替えるため作ったキャノピー(TPU材料用)もサポートてんこ盛りで造形するので失敗する可能性が高い。
そこで、サポートを極力少なくするためのモデルも作っておいた。
Dropboxで共有したので必要な方はダウンロードしてください。
https://www.dropbox.com/s/oidk27kbtnx0jm5/EACHINE_UZ65%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%8E%E3%83%94%E3%83%BC%E9%80%A0%E5%BD%A2%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E5%BD%A2%E7%8A%B6.stl?dl=0
モデル形状にサポート形状を組み込んでおく。
たぶん、FDMな3Dプリンターで自作モデルを造形している人には普通の事かもしれない。
モデルに最初からサポート形状を組み込んでおくと造形失敗が少ない。
サポートといっても後でニッパやカッターで切り取るモデル形状として存在する形状。
なので後加工は必要だけど造形失敗はいやだもんね。
EACHINE UZ65のキャノピーに組み込んだサポート形状は
フレームにねじで取り付ける部分はアーム形状になっているのでアーチ状の接続部には
造形時にサポートが必要になる。
そこに、薄皮1枚0.5mm厚の接続形状をモデルに作り込むだけ。
造形完了後にニッパやハサミでサポートを切断すれば後加工は完了する。
実際の造形時の設定。
天面の楕円穴部分周囲のサポートは必須なのでスライサーでサポートを付ける必要がある。
そして、薄肉で接続した部分は1回だけ樹脂が流れるようにする。
背面から見るとこんな感じ。
薄肉部はこんな感じで1重で樹脂を流す。
造形して、後加工。
普通にTPUの設定で造形すると40分ぐらいで造形完了する。
人によってヘッドの移動速度が違うしZ方向の積層ピッチも異なるので造形時間も差があるけどね。
ちなみに僕の設定は
ヘッド移動速度3000mm/minで積層ピッチは0.2mm。
こんな感じで40分ほどで造形完了。
造形テーブルから剥がして裏から見るとこんな感じ。
天面用サポートを剥がすといい感じに出来上がり。
左が後加工後で、右が後加工前。
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