TAMRON SP 90mm F2.5 52BBの部品なくして困った・・・

機器



ジャンク購入のタムキューの調整のため分解したら

ジャンク購入したほぼ新品なTamron SP 90mm F/2.5 52BB
でも、ずーっと箱の中で放置されていたので絞り動作用引っ張りスプリングが少し伸びて
へたっているようで絞り調整リングでは最大絞りに絞れなくなっていた。

スプリングって繰り返しの伸び縮み動作でもへたるけど
荷重が加わった状態の長期間放置でもへたるから仕方ないんだけど気になるよね。
そのため、Tamron SP 90mm F/2.5 52BBの絞り調整機構とAdaptall機構の調査をして
構造を理解後絞り動作調整をしようと思いマウント側を分解した。

やらかし、その1Adaptall機構のトーションスプリングをなくす。

Adaptall2やマウントアダプタ装着時に押し込まれるAdaptall機構のリンク部分の構造を
確認しているときにトーションスプリングがビヨーンって飛んでいった。
このトーションスプリングでAdaptall2やマウントアダプターに押し当てて絞りを最大に絞った
状態にする部分なのでなくすと動作させようがない。

また、このトーションスプリングで絞り調整リング動作で絞りを開ける際の力学的な干渉を
吸収する機能もあってムッチャ重要。

2日間床の探索や掃除機掛けをして探したが見つからず
自分でトーションスプリングを作るしか無いかなと思いつつズームリングをグイグイしていたら
鏡筒の中にトーションスプリングが湧き出てきてビックリ。

レンズ外ではなく内側に落ちていて助かった。
無事トーションスプリングを取り付け復旧した。

絞り調整リングを外すと何かがどこかに飛んでいった。

絞り機構の調整方法は理解できて
引っ張りスプリングの荷重長を調整できるように調整機構が組み込まれていた。
設計者のセンスがスゴいと思ったのは自由長を調整するためスプリングフック部を移動させるが
ネジ止めではなく絞り調整機構の外周にバネを軽圧入したじょうたいにしてあり
そこにスプリングフックを作り込んでいた。

引っ張りスプリングの荷重に対し充分強い軽圧入の保持力だが軽く指で回転させる事ができる。
荷重長を短くして荷重を小さくして調整は完了。

っで、気になって絞り調整リングを外したら小さな何かが飛んでいった。
そして、それ以降は絞り調整リングを回してもカチカチとまらなくなってしまった。

最悪だ・・・

小さな鋼球をラッチ機構に使っていたので・・・

さて、何が飛んでいったのか・・・
別の同世代Tamronレンズの絞り調整リングを慎重に取り外すと圧縮スプリングの上に
小さな鋼球が乗っていて、それが絞り調整リング裏面の凹部にはまり込みラッチしていた。
うーん、こんな鋼球持っていない。

小一時間悩んで思いついた
ボールベアリングのボールを使えば良いんじゃね!

仕事ではいろんなボールベアリングを使うが自宅にあるわけがない。
でも、RCカーのフロントステアリング付近にちょうど良いサイズのボールベアリングがあるね。
アップグレードして使用していない部品のボールベアリングのシールドを外して
ボールを取り出すと・・・・ジャストサイズ。

ボールを何個もなくしながら無事絞り調整リング動作時のカチカチが復活した。

内径6で外形10の6010ベアリングのボールがちょうどピッタリで良かった。

簡単に動画にまとめると・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました