フィラメント乾燥機で除湿しながら造形することで、ナイロンフィラメントもなんとかできるようになった。

3Dプリンター



造形が難しく封印していたナイロン造形に再挑戦。

75mmサイズの自作フレームはABSフィラメントを使い造形したけど
ホントはナイロンかPCフィラメントを使って造形したかったんだよね。

実は、ナイロンフィラメントはずいぶん前に購入し何度か造形してみたんだけど
購入当初から吸湿が激しく造形中に水蒸気の湯気が頻繁に出てしまう状態な上にパチパチ音が
継続して鳴ってまともにノズルから吐出さえできない状態だった。

そのため、自分の環境ではナイロンフィラメントは使えないと判断してしまい込んでいた。
でも、フィラメント乾燥機eSUn eBOXを導入したのでナイロンフィラメントの除湿をして
再度造形にトライしてみた。

僕はアマゾンで購入したので1.1万円以上したけど
Banggoodでフィラメント乾燥機eSUN eBOXを購入すれば8,000円程度で買えるね。

ナイロン除湿の温度設定”4″で5時間乾燥させ造形。

フィラメント乾燥機eSUN eBOXの取説記載の表からナイロンは温度区分が4とわかる。
その設定で5時間除湿させて造形してみた。

総計した物は75mmサイズ自作フレーム。
とにかくサポート材が多くて糸を引きやすい形状なんだけど
まずは、造形最優先で設定は追い込まず確実にノズルから吐出が途切れない状態でやってみた。

その結果
造形は問題無くできたんだけど造形が難しい部分の積層の接着強度が低下していたみたい。

ノズルからの吐出が若干不安定だったようでサポート材の造形が不完全。
そしてよく見るとダクト部分の1つの層が色が違うので吐出が滞って板部分だと思う。

部品を取り付けてテスト飛行し、クラッシュさせてみたら・・・
ダクトのアーム部分の積層接着強度が低い+応力集中箇所で折損してしまった。

フィラメント乾燥機で除湿しながら造形すると安定している。

そのため、造形条件を可変させ最適条件を探していたんだけど
翌日には吸湿が始まっていて造形がうまくいかずどんどん悪化するだけの状態になった。

そこで、再度フィラメント乾燥機eSUN eBOXで5H除湿後
フィラメント乾燥機eSUN eBOXにナイロンフィラメントを装着し除湿動作させながら
造形をしてみた。

元々、フィラメント乾燥機eSUN eBOXはフィラメントを収納したまま
3Dプリンターにフィラメントを接続して使用することを前提で設計されているので
フィラメントの回転も滑らかでスムーズに引き出される。

造形も安定していて
ノズルからの吐出がおかしく変色している層は見当たらない。
糸引きを消えるように追い込みすぎると造形品質が落ちてしまうので
糸引き箇所はあと加工で削り取るしかないみたい。

再度テスト飛行しなきゃ!

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