3Dプリンターで造形するとパチパチ音がする。
3Dプリンターで造形していると吸湿したフィラメントの水分が熱で気化するので
パチパチと音がして造形品質悪化につながっている。
今までは、だましだまし造形したんだけど
持っているフィラメントはことごとく吸湿してしまい対策をしないといけない状況になっていた。
そこで、ガマンしたけどフィラメントの除湿をする設備を導入することにした。
ドライフルーツドライヤーが安価で良い感じ。
元々、フィラメント乾燥機の導入に躊躇していたのは価格。
ただ、フィラメントを乾燥させる単機能しかないのに1万円以上の出費はなぁ・・・
って思って導入していなかった。
っで、お値段最優先で探してみるとドライフルーツドライヤーがフィラメント乾燥に使えそう。
お値段も3,900円程度で購入できてお安い。
フルーツを並べるトレイを加工すればフィラメントがスッポリ入ってしまう。
ただ、ドライフルーツドライヤーをフィラメント乾燥に使った方のレビューを読むと
設定温度まで上がらないという苦情が多かった。
PLAやTPUは50℃で乾燥なので問題無い。
しかし、ABSやナイロンは60〜70℃で乾燥させないといけない。
ドライフルーツドライヤーは70℃まで設定できるけど70℃まで温度が上昇しない物が多いみたい。
なので、ABSを多用する僕には使えなさそう。
PLAやTPUを使っている方にはドライフルーツドライヤーでのフィラメント乾燥は
低コストで目的の機能が手に入るのでお買得かも。
諦めてフィラメント乾燥機を買っちゃおう。
TPUとABS、時々PLAを造形する僕には80℃まで温度設定ができる乾燥機が必要。
なので素直にフィラメント乾燥機を購入することにした。
選んだのはeSUNのeBOXというフィラメント乾燥機。
フィラメント乾燥機かつフィラメント保管庫としても使え直接3Dプリンターにフィラメントを
挿入して使用することもできる。
箱を開けると緩衝材とフィラメント乾燥機eSUN eBOXが見える。
取説と本体が入っている。
フィラメント乾燥機eSUN eBOXの中の緩衝材にACアダプターが入っていた。
本体底面にはフィルム状のヒーターとファンが配置されている。
これで音調と風でフィラメントの除湿をする。
最近登場が多い黒色フィラメントを装着してみた。
購入直後は問題なかったんだけど、最近は吸湿してパチパチ音と糸引きが激しくなっている。
幅72mmまでのフィラメントが装着できるので大体のものは装着可能だと思う。
さっそく、温度設定。
PLAが温度設定1なので同じ1に設定した。
重量は時に気にしていないので設定していない。
TPUフィラメントを乾燥させたら糸引き解消した。
最近は糸引きが多く造形設定で苦しんでいる黒色フィラメントを温度設定1で5H乾燥した。
見た目は特に変化は無く全体的に暖められている。
早速、自分でモデリングしておいて造形が苦手なEMAX NanohawkにCaddx ANT Lite載せる
マウント部品の造形をしてみた。
TPUってこんなに糸を引かないんだ!って思ってしまった。
パチパチ音は鳴らないし糸引きはまったく発生しない別物のようなフィラメントになった。
ってことで、フィラメント乾燥機の効果にビックリし封印していたナイロンフィラメントを出した。
そして温度設定4で5H乾燥中。
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