TAMRON SP AF90mm/F2.8DiのFPC断線修理。

DIY



ラッキージャンクだったTAMRON SP AF90mm/F2.8Diが・・・

ジャンク品のタムロンSP AF90mm F2.8Diを購入したが正常動作しラッキージャンク!
って喜んでいろいろ撮影して遊んでした。
っが、いつもはシャッターを押したと同時に絞り動作のガガッって音がするんだけど
突然シャッター音しか発生しなくなった。
そして、Aモードで絞りを絞るとムッチャ白飛びした写真が撮れるようになってしまった。

F5.6

F18

ジャンクなタムロンSP AF90mm F2.8Diはうちに届いた時点ではジャンク寸前で
自分が色々写真を撮って遊んでいるうちにとどめをさして故障してしまい正真正銘ジャンク品に
レベルアップしてしてしまったようだ。

まぁ、もともとジャンク品なのでショックはないがもったいない。

メカ屋の根性で修理しようじゃないか!

社会人になってメカ開発設計一筋なメカ屋会社員。
故障したなら修理すればいいだけ!って単純に考えてしまった。
メカ屋ならドライバーなどの機械系工具以外にもハンダごてなどちょい電気系工具も問題無し。
カメラ本体には絞り値が表示されるから絞り制御は問題無く動作しているみたい。

たぶん、絞りを駆動するソレノイドなのかモーターなのか知らんけど
それを駆動する配線が断線しただけだと判断。
ドライバーとハンダごてを準備し修理開始。

TAMRON SP AF90mm/F2.8Diの分解し断線箇所特定。

さすがにレンズ分解を試行錯誤するわけにはいかないのでネットで確認。
Sony α7IIの分解に比べるとムッチャ簡単。
ドローンの組立より簡単。

どんどんバラして断線箇所を特定。
(断線した部分を引き出せればあまりばらす必要は無い)
FPCが度重なる屈曲で断線していた。

設計悪いね。
自分でこんな構成を設計したときはFPCが断線しないように屈曲箇所のRを確保する種
PETシートで挟んで屈曲Rが大きくなるようにしていた。
FPCだけで屈曲を繰り返すと必ず早期に断線するからね。

断線したFPCをハンダ付けして再接続しよう。

FPCの再接続作業をしないとダメだ。
年の瀬にこんな作業をやるのかよって愚痴をこぼしつつ作業。

ドローンの修理やNintendo Switchの修理などをやっているとFPC断線を見つけても
パターン数が少ない場合は再接続作業に入ってしまう。
今回も6本のパターンしかはしっていないFPCでパターンも太めなので作業は簡単だ。

断線したFPCの断線箇所の表面のカプトンシートを数ミリ幅それぞれ表裏逆にカッターで削って
銅箔パターンを露出させハンダを塗布。
そして、ハンダ付けして再接続する。
2mmぐらいFPCが短くなるけど普通は余裕を持った長さでできているので問題無い。

修理完了し正常動作した。

FPCハンダ付け再接続作業、
最初はヒートガンを使い数回作業してみたがハンダの付きが悪くてやめた。
カプトンシートが断熱するのかハンダがうまく溶けないみたい。

結局ハンダごてで普通にハンダ付けして終了。
接続部で屈曲させたくないのでカプトンシートで保護して屈曲部をずらしておいた。
ちょっとカプトンテープ幅が広かったのでFPCを巻き込まず表面に貼るだけに変更した。

再組み立てして動作確認。
正常に動作いて絞り駆動音がシャッター音と同時にちゃんと聞こえる。
そして、Aモードで絞っても白飛びしないようになった。

タムロンSP AF90mm F2.8Diの通信エラー発生ジャンクだったら
多分、内部のFPC断線だから修理出来るお買得ジャンク品なのかもしれないね。
自分で使う分には十分だもんね。

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