黒色のABSフィラメントが欲しくなった。
ここのところ仕事で使う実験用部品を毎晩造形していて手持ちのABS水色フィラメント残量が
寂しい状況になってきたのでRCカーやドローンそして仕事用にも使いやすい
黒色のABSフィラメントが欲しくなった。
新品を購入してもよいんだけどとにかく安価に揃えたかったのでメルカリでABS黒色フィラメントを
購入したんだけど・・・「吸湿が気になる方は購入をひかえてください」って記載あり。
まぁ、大した吸湿じゃないんだろうなと軽い気持ちで買っちゃった。
購入したのはCreality 3DのENDERブランドのABSフィラメント黒色。
届いてみるとほとんど使用していない状態だったのでお買得な気がした。
フィードしないし造形物はカピカピで積層間融着力まったくなし。
とりあえず、乾燥させないといけないので
eSUNのeBOX–フィラメント乾燥機に放り込んで乾燥させながら造形をしてみたら
- フィードしない。
- ノズルが詰まる
- フィラメント径が太い
とまったく使えない状態だった。
途中まで造形したものも積層間の融着強度が皆無でパキパキ状態で使い物にならない。

なので、5時間乾燥させてみた。
乾燥とは言ってもeSUNのeBOX–フィラメント乾燥機に乾燥剤は入れていない状態なんだけどね。
今まで除湿剤がなくても乾燥は充分できていたのでいつもの調子で乾燥させた。
そしてフィラメントをフィードするギアも摩耗気味だったので交換した。

だが、ムダだった。
ノズル詰まりは間欠的に発生し積層は相変わらず汚い状態で積層間融着力は若干でていた。
でも、パキパキでとても使える造形物ではなかった。
ちゃんと乾燥剤を入れてフィラメントを乾燥させよう。
本格的に乾燥をさせないと使えそうにないことがわかった。
一応フィラメント径を測定したら1.75〜1.8mmでだいぶ正常な寸法に戻っていた。
急遽、除湿剤を購入。
購入したのはシリカゲル乾燥剤「なんでも除湿シリカゲル」20g×20個入りで691円だった。
届くまでの間に追加で5時間乾燥させておいた。

乾燥剤が届き乾燥剤をeSUNのeBOX–フィラメント乾燥機とフィラメントのリール中央に仕込み
2時間ほど乾燥させノズル温度の最適値を見つけ造形してみた。
ノズル温度は水晶210-235℃に対し265℃設定でちょうど良い吐出ぐあいだった。
メーカーの推奨温度と実際の設定温度って大体大きく乖離するんだけどなぜなんだろう?

ということで
真面目にフィラメントを乾燥させたら
吸湿が気になる方は購入をひかえてください」って記載がった中古のABSフィラメント黒色も
正常に造形出来るようになったという結論だ。