不安定だが便利そうなCrowd Render。
Blenderを使うようになって痛感するのがレンダリング速度の遅さ。
ModoやLightWave、特にCheetah3Dでは気にもならなかったんだけどBlenderはとにかく遅い。
遅いだけでなくCPUを全力で使うのでレンダリング中に別作業ってやってられない。
そこで、先日レンダーファームアプリのCrowd Renderを使ってみたんだけど
以下の不具合があって悩んでいた。
- Windowsで動作しない。
- ホストとクライアントでレンダリング画像の明るさが異なる。
- Blender2.93非対応。(動作はする)
これらについて順に対応して解決と調査段階まで進んだ。
Windowsで動かない件の解消。
WindowsOSには問題無い前提で以下の対応してみたが改善しなかった。
- FireWall設定でBlenderに対しTCP全て解放。
- SMB1.0をインストール。
- BlenderをCrowd Render0.30対応の2.9にダウングレード。
- 管理者権限でBlenderを起動。
- Python最新版をインストール。
なので、WindowsOSを疑いSurface Pro3にBlender2.93.2とCrowd Rende0.30を入れて
動作確認をしてみたら・・・
正常に起動しネットワークレンダリングも普通にできてしまった。
なので、WindowsOSが原因と判断し根本原因は推定だけで以下の2つが考えられる。
- 中古購入のPCでWindows導入済みだったのでインストール不良。
- Windows11対応の為レガシーからセキュアな状態に強制で設定変更。
素直にWindows10Proを再インストールして動作確認してみたら正常に動作した。
まさかのWindowsOSが不具合の原因だったというオチ。
ホストとクライアントでレンダリング画像の明るさが異なる。
これも自分じゃ原因がわからない。
- ホストでレンダリングした画像が明るい。
- ホストとして使用したMacで単独レンダリングすると正常な明るさ。
- 樹木のアセットを配置した部分だけ発生する。
設定じゃ変化しないので素直にサポートをお願いすることにした。
3DCGもドローンも同じだけどサポート依頼は基本英語なので毎回自分の英文で悩む。
ホント、英語は真剣に勉強しておけば良かったって毎回思う。
今回もGoogleさんで自分で英文を打ち込んで日本語訳しながら試行錯誤で文章を作った。
それとレンダリング画像とLogファイルを送り対応策の検討をお願いした。
樹木のアセットを使った画像はホスト以外のクライアントでレンダリングさせると事で回避だな。
Blender2.93非対応。
Crowd Renderはサブスクリブというか毎月ドネートする事で最新Buildを入手出来る。
Blenderを使う上でレンダリング速度の遅さは致命的なので素直にサブスクリブする事にした。
毎月4ドル定期購入をPayPalで行えば終わり。
なんだけどシステム上マニュアルでユーザー設定の変更が必要っぽいので
メールでPayPalトランザクションIDとPayPal用メールアドレスそれとCrowd Renderサイトでの
ユーザーID(メールアドレス)を連絡しEralyAccessがダウンロード出来るよう依頼した。
最新のCrowd Render0.32をダウンロードしてインストールするとかなり安定している。
2012MacPro/2018Mac mini/NEC MATEでレンダーファームを組んでネットワークレンダリング
してみたけどかなりレンダリング速度が改善される。
っで、Crowd Renderってどうなの?
他の市販アプリからBlenderに移行してみてレンダリング速度の遅さで困っていたり
GPUレンダリング環境が貧素なMac主体でBlenderを使う方にはCrowd Renderは有効だと思う。
BlenderのレンダラーCyclesって何考えてるの?
ってぐらい速度が遅いけど手持ちのパソコンを総動員して頑張ればかなり速度は改善される。
それもMAc/Linux/Windows3環境混在でもOKなので使いやすい。
まずは、無料で使えるCrowd Render0.30で試してみて欲しいなって思う。
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