ドナー基板からダイオードとバックライト駆動ICを移植したがSwitchバックライト点灯しない・・・

その他機器



お安い部品取り用Switch Lite基板を購入。

バックライトが点灯しない中古Nintendo Switchを購入し修理出来ないか試行錯誤中。
今までの推定原因はこんな感じ

  1. バックライトコネクタ接触不良→問題無し
  2. 液晶パネル不良→交換しても症状変化無し
  3. バックライト駆動回路焼損→今回対応

って感じで3のバックライト駆動回路部品を正常品と載せ替える作業を検討した。
だが、焼損して動作していないダイオードと損傷の可能性があるバックライト駆動ICを
個々にeBayやアリエクで購入するとアホみたいに高額だ。

なので、安価なSwitch基板を探した。
ちょうど、フリマでじゃんかな方がラッチコネクタ交換検討で挫折した部品取り用の
Switch Lite基板が安価にでていたので購入した。

SwitchとSwitch Liteのバックライト駆動回路はほぼ同じチップが使ってあるので部品取りには
充分使えると判断した。

バックライト駆動回路構成が少し異なる。

購入したSwitch Liteのバックライト駆動回路の部品構成が少しSwitchと異なる。
どうしたものかとネットで調べるとインダクターが実装されているものと抵抗が実装されているもの
両方が存在するっぽい。
ただ、Switchは抵抗が実装されている。

Switchのバックライト駆動回路

Switch Liteのバックライト駆動回路。

海外のYoutubeでのSwitch Liteバックライト点灯せず修理動画では
インダクタをSwitchから移植した抵抗に置き換えて修理して問題無い事が公開されていたので
どっちでも良いのかも。

ちなみに実測すると抵抗は5Ωでインダクターは抵抗値が7Ωだった。

交換して動作確認するチップを決める。

Switchのバックライト駆動回路で目視で損傷がわかるダイオードは記号どおりで本来は一方向に
電流が流れ逆方向は流れにくいはずなんだけど、実測するとどちらも不導通。
中で導通部が切れていると思う。

また、抵抗周囲も黒くスス汚れしてるが抵抗値は5Ωとなっており問題無い。
バックライト駆動ICについては目視で問題無いがダイオードが壊れているので損傷の可能性がある。

なので

  1. ダイオードを移植し動作確認。
  2. バックライト駆動ICを移植し動作確認。

の手順で進める事にした。

問題はバックライト駆動ICの移植で、ボールチップでハンダ付けされている小さな3mm□ぐらいの
ICなので自身の技量で付けられるのか????
できればやりたくない作業なんだよね。

結果・・・・バックライト点灯しませんでした。

ダイード、
このダイオードってヒートガンで温めてピンセットで取り出すと2分割される。
PNチップっぽい部分と導通ピンの構成の2分割。
これって再度合体させれば使えるのか?と疑問を持ちながら作業をした。
移植後抵抗値を確認したが移植前と変化無しだったので無事移植作業は完了したっぽい。

だが!バックライトは点灯しない。

バックライト駆動IC、
このチップの載せ替えはムリっしょ。
だって、ヒートガンの風で勝手に移動して本来ハンダ付けしたい場所で固定されない。
Yutubeで確認すると粘度が高いフラックスで位置決めして固定してるがうちにはない。
サラサラフラックスを塗ってヒートガンで温めて粘度を高め位置決めで逃げ切った。

近所の小さなダイオードまで熱でハンダが溶けて移動し
その手直しで小一時間かかり作業は完了。

出来映えはボロボロ。

ここまで頑張ったがバックライトは点灯しなかった。

はい、Switch修理は一旦終了し据え置き気として遊ぼう。

初めての小さなチップをヒートガンで固定する作業の難しさを体験し修理に難しさを実感した。
購入した中古のSwitchは据え置き器として使用する分には問題無く使用できるので
PCモニターに映してモンハンを楽しもうと思う。

でも、ここまで苦労すると
CPUのハンダクラックが原因か否か判断をしたくなるけどとどめを刺して壊しそう。
CPUをぐっと下に押しつけて複数回電源ONしたがバックライト点灯はしなかったので
ムリにCPUリフロー作業をやる必要もないと判断した。

なんか悔しいけど「Nintendo Switchのバックライト点灯せず」修理は一旦終了としよう。

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