Banggoodに注文していたCNCルーターが届いた。
6/8にBanggoodに注文していたCNCルーター1419が昨日(6/15)に届いた。
郵便じゃないので日本入国後も滞留せずそのまま配送になったので思っていたより到着が早かった。
XT-XINTEに注文した商品なんて1/10に注文して6/4に日本到着・・・今だ税関にも入らず
滞留しているのでやたら早く届いた感じがしてしまった。
33,000円で購入したんだけど、
箱はただの無地の段ボールでもっと安価なドローンなどの箱みたいなキレイな印刷もない。
3Dプリンターを買った時も無地の段ボール箱だったのでTool系の組み立てキットは
無地の段ボールが普通なのかも。
さっそく組立を開始。中華製組立キットなので覚悟はしていたが・・・
Banggoodで買った3DプリンターANICUBIC Kossel Plusを組み立てたときにはネジ寸法が変だったり
ネジ頭を舐めてしまいそうになったりとネジ関係がダメダメだった。
なので、今回もネジはダメなんだろうなぁって思いつつ組立を初めて見た。
いやいや、ネジどころの話しじゃなくて
組立手順の資料が何も入っていないので組み合って方がまったくわからない状態。
結局、Youtubeの組立チュートリアルを見ながら組むことになったんだけど
指示しているネジ種が間違っていたり同梱されていない長さのネジを指示していたりとボロボロ。
でも、組立自体は簡単なのでどんどん進み中盤にかかったころ・・・
M5のネジ穴がおかしい。そしてM5のネジ穴が加工漏れで存在しない!
スライドシャフトをフレームにM5ネジで固定しようと作業をしていたらネジが入っていかない。
5mmほど入ったらかじってしまってまったくダメ。
たぶんスライドシャフトは磁石がくっつくので快削鋼にカニゼンメッキをしているっぽいんだけど
M5ねじ溝がメッキ液が溜まって内径が小さくなっているみたい。
しかたがないので自分のM5タップを工具箱から出してネジ切り作業を地道にやった。
けっこうメッキ厚があったみたいでタップが折れるんじゃないかとドキドキ作業だった。
なんとかスライドシャフトの固定はできて以降は順調にと思っていたら・・・
今度はM5ねじ穴2箇所が加工漏れで穴がない。
「マジかよ!!」と一瞬怒りがわいてきたが中華製品だもん仕方ないということでクールダウン。
仕事でも中国加工メーカーの部品は色々あって大変なので趣味の商品なんてこんなもんでしょ。
M5ネジの下穴をあけてねじ切り作業。
ノギスでM5ねじ穴があるべき位置にマーキングをして
1mm穴から穴あけ作業を開始して2mm穴、そして4mm穴とあけ最後にM5下穴をあけた。
電ドラの充電なんてしていないから充電しつつ少しずつ作業を進めて穴をあけた。
アルミの引き抜き(押し出しかも)材なので加工が楽で良かった。
そしてM5タップ作業。
これもスライドシャフトのように材料が硬くないのでねじ切りは簡単だった。
少しバリ取りをして作業完了。
仕事以外でタップ作業って久々な気がする。
仕事でも自分のミスの対応以外でタップ作業なんてやらないもんなぁ。
なんとか完成。
その後もアルミの引き抜き(押し出しかも)材長さが短くネジで締め込むと
ベアリング間の平行度がでず渋ってしまうという簡単に直せない不具合がでてしまった。
だけど、力学的に考えて別ルートでネジで固定するフレームがあるので強度的には
あまり影響しないと判断してネジを途中まで閉めた状態で終わらせた、
ベアリング間の平行度=スライドシャフト間の平行度なので精度を優先して
強度的にはあまり影響がない部分は見捨てるって事ね。
そのうち座金かスペーサーを噛ませてつじつまを合わせようと思う。
そして、なーんも考えてないなと思われる
CNCルーター1419制御基板の固定と可動する部分の駆動信号ケーブルのフォーミングについては情報なし。
なので自分の経験と勘だけでルートを決めて固定位置も決めた。
っで、CNCルーター1419見た目は完成。
最後に制御基板のファームウェアバージョンの確認。
ファームウェアはGrblなのだが念のためバージョンを確認した。
やはり最新版ではなくバージョン0.9。
設定情報などを確認して後日バージョンアップをしようと思う。
今回わかった中華CNCルーターを組むときの注意事項。
- M3とM4、そしてM5タップは用意しておこう。
- できればM6タップも用意しておこう。
- ケーブル長さを調整するためコネクタのピンかしめ工具とピンを用意しておこう。
- 脱脂のためイソピルアルコールを用意しておこう。
でも、一番重要なのは
中華製品の組み立てキットなので品質なんて信用できません。
何が起こっても驚かないようにのんびりした気持ちで組み立てることが大事かも。
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