やらかした。Nintendo SwitchのWiFiがエラーで動作しなくなった。

その他機器



もしかしてCPU(APU)のリフロー必要かと思い・・・

いろいろ原因を調べて手を入れてきたバックライトが点灯しないNintendo Switch
あまりやりたくなかったんだけどCPU(APU)のハンダクラックが原因の可能性がある。
なので、いやいやリフロー作業をやってみることにした。

CPU(APU)とメモリーを覆っているシールド板兼熱伝導板をピンセットでひねってひねって・・・
なかなか取れずなんとか外して熱伝導グリスを拭き取りCPU(APU)周囲にフラックスを塗る。
ヒートガンを500℃設定にしてグリグリあぶった。

そして、IPAで清掃後シールド板をはめて組み立てて起動。

でも、バックライト点灯しない。え!?WiFiエラー!!!

そして、ドックに差し込んで電源ON。
PCモニターに映像が出力されるがなんか違和感がある。
数秒後、WiFiがエラーで起動出来ませんでしたってエラーが表示されWiFi通信不能。

原因が思いつかず
再度分解してショートなどないか確認して起動。
現象は変わらない。

CPU(APU)のシールド板を外したときに何かやらかしたっぽい。

あ・・・・チップコンデンサ2個なくなっている。

デジタルマイクロスコープで確認すると見つけた。
CPU(APU)のシールド板を外すときにそばにある小さなチップコンデンサをもぎ取ったらしい。
さらに拡大しランドの状態を確認しランド剥がれはない事を確認し一安心。

だが、チップコンデンサの仕様がわからない。
とりあえずドナー基板として使っているSwitch lite基板から煮たサイズのチップコンデンサを
移植してみたがWiFiは復活しなかった。

海外掲示板でチップコンデンサ仕様を確認。

世の中には同じ失敗をした方々がいるようで海外掲示板で調べたらチップコンデンサの仕様が
わかりフリマで購入した。
念のためアリエクにも注文しハンダ付け失敗しまくった場合にそなえた。

サイズが0,6×0,3mmの小さなチップコンデンサ。

ハンダ付け作業が激ムズだった。

ハンダ付けはハンダごてでは当然ダメ。
ヒートガンを使ってハンダ付けするんだけど風で流され正常な位置にチップコンデンサが
とどまってくれなくてうまくいかない。

前回覚えたフラックスを暖め粘度を上げて風で流れにくくして作業継続。
何度も失敗してなんとかハンダ付けできた。

無事、WiFi機能復活。

再度組み上げて起動。
無事WiFi機能が復活した。

最近の基板のチップは小さいので作業前に実装されている部品を確認し
作業手順を考えて修理をしないと無駄な追加修理作業が発生するので要注意だ。

今後、作業前には深呼吸しておちついて周囲の状態を確認することにしよう。

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