ジャンクオールドレンズNikkor H Auto 300mm F4.5のカビ清掃完了。

機器



カニ目レンチを購入したので早速分解再開。

マウント側のレンズ内側中央にカビが付いているジャンクNikkor H Auto 300mm F4.5
先日、清掃にトライしてカニ目レンチがなくコンパスで頑張って緩める努力をして敗退した。
でも、今回はカニ目レンチを購入した。
1,300円強の出費だがジャンクレンズ清掃のためだしかたがない。

カビの具合はこんな感じ。

機構部分とレンズ部分に分解。

ズームリングを回してレンズが一番飛び出る状態にすると小さなイモネジが見える。

黒いゴム系のネジ緩み防止剤が塗ってあるみたい。
なので、アセトンを垂らしてしばらく待ってイモネジを緩めると簡単にとれる。

そしてイモネジはムッチャ小さい。

イモネジを外した筒を反時計回りにねじると筒が回り徐々にレンズ部と機構部が分離する。
そうすると機構部とレンズ部に分割できる。

上の写真の上側のパーツのレンズ部に掃除対象のレンズが付いている。

カニ目レンチで頑張って回す。

カニ目レンチでグイッと回して緩める。
しっかりとコンパスでトライした痕跡のひっかき傷が残ってますね。

頑張って緩めると掃除対象のレンズをさわることができる。
こんな感じでカビが付着している。

これをイソピルアルコールでゴシゴシしてキレイに清掃して掃除作業は完了。

組立では苦しんだ。

分解した手順の逆に組み立てる。
絞りを動作させる金具やピンが機構側のU時溝に入るように位置合わせすれば簡単に
組み立てることができる。

しかし、イモネジで固定する筒を時計回りに回して締め込んでも元々に位相までねじ込めない。
そのため、イモネジを締めてもネジ山にぶつかり締め付けられない。
力業でもダメだった。

一晩頭を休ませ思いついた。
ネジ山を清掃してみよう。そうすれば小さな塵で締め切れなかったのがうまくいくはず。

っで、やってみた。
イソピルアルコールでネジ山を清掃し再度締め込んでみた。
やっぱりダメかと思ったんだが、グイグイと数回締めてみたら所定の位相まで回り
イモネジを締め込むことができた。

ちゃーんとレンズはキレイだ!

 

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