WPL JapanのC24-1ハイラックスサーフの駆動系を金属部品に変更した。ムッチャ大変だった。

Hobby



WPLの駆動系を金属部品化するアップグレードキットを購入。

まず、最初に注意があります。
僕が購入した駆動系を金属部品化するアップグレードキットはWPLブランドです。
WPL Japanブランド品は検品等されているので苦労なく組み立てられるかもしれません。

素直にWPL Japanオンラインショップで購入すればいいのに
貧乏性な僕は本の数十円安価って理由だけでAMAZONでWPL Japan C24-1の駆動系を
金属部品化するアップグレードキットを購入した。
それも、グリスもロックタイトも非同梱なので逆に高くついた気もする。

自身の仕事がメカ屋なので容易に組み立てられると思っていたんだけど
中国部品の精度や設計のレベルを知っていたにもかかわらず組み立て始めてすぐにガッカリだった。
もし、これからWPLの駆動系を金属部品化するアップグレードキットを購入する方は

  • 平ヤスリかルーター
  • 平面を確認するための金尺
  • 削りかすを掃除するエアダスター

を用意しておいた方が良いと思う。

組立手順はWPL JapanさんのYoutubeチャンネルで公開されているの悩む事はないと思います。

プロペラシャフトの組み立て

プロペラシャフトはアップグレードキットの中で問題無く組み立てられた唯一の部品だった。
たぶん、Φ1.6mmぐらいの平行ピンだと思うんだけど駆動を伝えるため自在継手を構成する為に
使用している。

これを穴に入れるのが老眼な自分にはちょいと厳しかった。

ってことでプロペラシャフトは簡単に組み立てられたんだけどテスト走行で問題が発生した。
なんと、フロント側に使用していたプロペラシャフトの平行ピンが脱落しFR駆動でしか走れず
ガッカリな結果でした。

スプリングの軽圧入で平行ピンの抜けとめをしているのですが
何らかの原因でスプリングのワイヤの隙間から脱落したのかもしれません。

心配な方は平行ピンではなく圧入ピンで構成されているプロペラシャフトを購入した方が
良いかもです。というか僕は買っちゃいました。

左右に駆動を伝えるため傘歯車で構成されるアクスルの組み立て。

アクスルの組立がムッチャ難しかったです。
単に組み立てて傘歯車同士のバックラッシュ(ギアのガタ)を調整するだけの作業なのですが
設計が悪いのと部品精度の関係で苦しみまくったです。

塗装後の寸法が本来の寸法で無く位置決めピンが入らない。

赤い塗装がされている部品とアクスル本体部品そしてプロペラシャフトに接続するギア保持部品を
ネジで共締めして組み立てる構成となっている。
そして、それぞれを位置決め穴と位置決めピンの嵌合で位置合わせをする。

だが、位置決めピンの外形寸法が塗装厚分大きくなっており位置決め穴に入らない。
僕自身が塗装部品図面をかく場合の寸法は塗装後寸法を指示するんだけど
たぶん、この部品は元々塗装を想定されていない部品だったのだろう塗装厚分寸法がズレている。

なので、板ヤスリかルーターで塗装を削り落とさないといけない。

位置決めピンと穴が4箇所あり大げんか。

通常位置決めピンは2箇所で構成し片側を基準ピンと穴としてもう片方を長穴とピンの構成とする。
そうしないと部品加工バラツキで喧嘩して丸穴同士では嵌合ができない。
なのに、この部品は4箇所位置決めピンと穴がありガチガチに喧嘩している。

なので、ピンがガタ無く嵌合できるように3箇所の穴をルーターで少し径を大きくした。

さらに!
位置決め組み合わせ後にネジで固定するんだけどネジのバカ穴もネジ系とほぼ同じで大喧嘩。
ネジをスムーズに通せないためバカ穴をルーターで大きくした。
位置決めピンと穴で位置が決まるのでネジを通す穴は多少大きくても無問題だからね。

アルミダイキャスト部品が反っている。

フロント側のアクスル本体のダイキャスト部品が反っていて
組み合わせると隙間があき、そのまま組み立てると前輪を左右に振るにも硬くて動かない。

これはね、しかたがないので
指で思いっきり逆にたわませてソリを修正した。

ギアとアクスル本体部品が干渉する。

アクスル本体に組み込む傘歯車位置はベアリングで位置決めされ横方向の調整は
ガタ分しかできない構造となっている。
だが、このガタ分を使ってギアとアクスル本体部品の隙間を確保するとバックラッシュ調整が
付属シムでは枚数が足りなくなる。

そう、隙間を確保する方向にガタを寄せるとプロペラシャフト接続される傘歯車と食い込む
方向に移動するんだよね。
WPL Japanさんの説明動画では隙間確保のためガタ寄せするよう指示しているけど部品寸法
によってはバックラッシュ調整が厳しくなると思う。

下の写真でいうと下方向にギアを寄せるとバックラッシュ調整が厳しくなる。

対処方法
僕は、アクスル本体部品をヤスリで削って傘歯車との隙間を確保して対応した。
なので、バックラッシュ調整も問題無くできた。
ついでにギアの歯がないボス先端側も少し削り面取りしてベアリング外輪と擦らないようにした。

そもそもアクスルのバックラッシュ調整方向がダメだろう。

通常はギアのバックラッシュってギア中心位置を調整して行う。
なんだけど、このアクスルの構成ではギア中心位置は固定穴で調整ができないので
ギア同士の設計上の正規の位置にあるかどうかは無視してプロペラシャフトに接続する
傘歯車位置を遠ざけることで強引にギア同士のガタを作りバックラッシュ調整をする。

まぁ、気に入らない調整だけど調整しちゃいました。

フロントのタイヤの舵角が大きくなり小回りできるが・・・

そうそう、駆動系を金属部品化した目的なんだけど
WPL Japan C24-1の見た目が格好良くなるってのもあるけど
主目的はフロントタイヤの舵角を大きくして小回りがきくようにするため。

だが、走らせて違和感を感じたんだけど
思いっきりハンドルを切った状態にすると車体が動きづらくなる。
よく見るとタイヤとボディーが干渉する。

ってことで、次はフロントタイヤの位置を前にずらす対応をとらないといけないという
オチで終了でした。

 

 

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