CNC1419でアルミを深く切削できるのか?
中華なCNCルーターのCNC1419はアルミの1mm厚板金は余裕で切削できた。
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んじゃ、アルミブロックの切削はできるのか気になるよね。
卓上の小さなCNCルーターのCNC1419なので数十ミリ厚のものはモータートルク的にも無理だけど
10mm厚ぐらいまでは切削はできるんじゃないかと考えた。
そこで、実際に10mm厚アルミブロックで試してみた。
だが、FUSION360の製造モードでの切削情報を作成する時にFUSION360を信じすぎてやらかしてしまった。
FUSION360でアルミブロックの切削データを作成。
とりあえず、FUSION360でモデリングして
製造モードでCNCルーターCNC1419で加工する差異の加工データを作成した。
だが、自分自身はメカ設計屋なので加工の手順は学生の頃学んだ程度の知識しかない状態。
そんな知識で加工手順を考えて加工データを作ったんだけど・・・
加工の場合ってストック(母材)とモデルという2つの状態を想定しないとダメなんだね。
思いっきり失敗してしまった。
ストック(母材)サイズを設定しないと外形を切削する加工データを作るとエンドミルが加工していない壁に
激突するものができてしまいエンドミルがポッキリ・・・
FUSION360の製造モードが自動で最適な加工データを作ってくれると思い込んでいた自分は大失敗。
エンドミルの直径をプラスした外形以上のストック(母材)設定をしないといけない。
これは忘れるとエンドミルがポキンッって折れるから。
薄板の場合は厚さ方向で形状を変えることがないので問題無いけどね。
加工データをミスってエンドミルがポッキリと折れた。
ストック(母材)という考え方を知らずモデル形状から加工データを作るとこうなってしまう。
ストック(母材)が存在しない前提なので母材はモデル最大外形の立方体ってことね。
ホントはストック(母材)をモデル最大外形にエンドミル直径以上をプラスした寸法にする必要がある。
この設定をすると正常な加工データが出来る。
っで、間違ったデータで切削したのでモデルのフランジ部分の切削でエンドミルが母材の壁に激突しポッキリ。
悲しい結果となった。
削り込み深さ0.5mmだと切削面が汚くバリだらけになってしまった。
そして9mm深さでエンドミルがポッキリ折れた。
切削深さピッチ設定も重要だけど加工時間と両天秤。
CNC1419の標準スピンドルモーターの回転速度は7000RPMと低速。
そしてモーター径も小さく24Vで回しているので回転トルクが小さいので無理な切削は厳しい。
そのため、切削/切削深さとも小さめにしたほうが加工跡がキレイ。
たぶん、エンドミル1回転で切削できる量も小さいので回転速度で切削量をかせがないと切削時の
外形の削り込み量も掘る方向の削り込み深さも大きく出来ないみたい。
まぁ、普通は薄板の切削なので細かい切削量で加工しても時間的には問題無いけどね。
一応、切削深さ0.1mmピッチで外形切削量は0.5mmでも加工をしてみた。
加工時間は長いけど加工跡はかなりキレイになる。
継続して自在な加工できるよう練習していこうと思う。
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