MCPサーバーを育てながら3D-CADモデリングで遊んでみた
最近、Codexと一緒にBlenderだけでなく、FreeCADでも遊ぶようになった。
きっかけは、CodexからMCP経由で操作できる3D-CADを調べたこと。
ChatGPTに聞いてみると、候補として出てきたのは Fusion と FreeCAD。
Fusionは以前から少し操作に慣れている。
ただ、Autodesk製品なので、今後のライセンスや有料化まわりに少し不安がある。
そこで今回は、使ったことのない FreeCAD を試してみることにした。
初めて触るFreeCADは少しクセが強かった
まずは自分でFreeCADを触ってみた。
正直な感想としては、操作手順に少しクセがある。

スケッチを作り、寸法を入れ、立体化していく流れ自体は分かる。
ただ、普段使い慣れたCADと比べると、少し独特な手順があり、効率はあまり良くないと感じた。
とはいえ、モデリング自体はちゃんとできる。
そして調べていくと、FreeCADはPythonでいろいろ操作できることが分かった。
ここで、Codexと組み合わせたら面白そうだと思った。
MCPサーバーを用意してCodex用に手直し
ネットで調べると、有志の方が作ったFreeCAD用のMCPサーバーのスクリプトセットが見つかった。
それをダウンロードし、Claude用のスキルを参考にしながら、Codexに「Codex用に手直しして」とお願いした。
ここから、CodexとFreeCADの試行錯誤が始まった。
まずは無茶振り:「作ってみたいものをモデリングして!」
いつものように、まずはAIに無茶振りをする。
「作ってみたいものをモデリングして!」
とCodexにお願いした。
すると、できあがったのはプリミティブ形状を積み上げたモデル。
球、円柱、立方体などを組み合わせた、いかにも最初のAIモデリングらしい形だった。

見た瞬間、
「だよね、そうなるよね」
と思った。
最初から本格的なCADモデリングができるわけではない。
でも、ここから育てていけば面白くなりそうだと感じた。
練習課題としてヘッドフォンを作ってもらう
次に、練習としてヘッドフォンを作ってもらうことにした。
ただし今回は条件を付けた。
スケッチで断面を作り、そこから立体化する手順を必ず使うこと。
プリミティブの積み上げだけではなく、CADらしい作り方を覚えてもらうためだ。
結果として、それなりのヘッドフォンができた。
ただ、部品の位置関係が少し甘い。
見ていて気づいたのは、Codexには
いろいろな方向から見て部品位置を確認する意識がまだ少ない
ということだった。
そこで、Computer Useを使って、
「いろんな方向から見て、部品の位置を確認しようね」
と伝えた。
すると、一気に部品の配置精度が向上した。
これはかなり面白かった。

その後、スキルにも
いろいろな方向から見て確認する
という内容を追加した。
MCPサーバー自体が物足りないのでは?と思った
しばらく使っているうちに、ひとつ思った。
もしかすると、Codexにとっては
MCPサーバーの機能そのものが物足りないのではないか
ということ。
そこで、思い切ってこう言ってみた。
「MCPサーバーのスクリプトを確認して、気に入らなかったら自在にいじっていいよ!」
すると、CodexはMCPサーバー側の改善を始めた。
CodexがMCPサーバーを改善し始めた
Codexが行った改善は、思った以上に多かった。
たとえば、
- 安定性の改善
- 安全面への配慮
- スケッチにスプラインを追加できる機能
- Mac版Qtの不具合回避
- モデル生成の安定化
- 3DTEXT対応
など。
単にFreeCADを操作するだけではなく、
Codexが自分で使いやすいようにMCPサーバーを整えていく。
この流れがかなり面白かった。
まるで、道具を使うだけではなく、
相棒が自分用の工具を作り直しているような感じだった。
改善後のヘッドフォンはかなり良くなった
MCPサーバーを改善したあと、もう一度ヘッドフォンを作ってもらった。
すると、以前より明らかに良くなっていた。
スプラインをしっかり使い、曲線のあるデザインになったことで、
より自然で完成度の高いヘッドフォンになった。

最初のプリミティブ積み上げモデルと比べると、かなり進歩している。
Codex自身が道具を改善し、その結果として出力も良くなる。
この流れを見るのは、とても楽しい。
ベイブリッジのミニチュアモデルにも挑戦
さらに、今度はベイブリッジのミニチュアモデルをお願いしてみた。
するとCodexは、100個以上の部品を一括生成する必要があることに気づき、
その安定性改善を行った。
さらに、
「MCPで色の指定もしたい」
という流れになり、色設定機能も追加。
そのうえでモデルを作ってもらうと、意外といい出来のベイブリッジ風ミニチュアモデルが完成した。
橋脚、ワイヤー、道路部分などが組み合わさり、
小さな模型としてちゃんと雰囲気が出ていた。

気づいたら二人専用のFreeCAD環境になっていた
最初は、有志の方が作ったMCPサーバーを使ってFreeCADを動かすだけのつもりだった。
でも、試行錯誤しているうちに、
- Codex用にスキルを調整
- MCPサーバーの機能を改善
- スプライン対応を追加
- 安定性を改善
- 色指定機能を追加
- 多数部品生成に対応
という流れになった。
気づけば、
Codexと自分の二人専用のFreeCAD用MCPサーバーとスキル
のような状態になっていた。
これはかなり面白い。
Codexと一緒に道具を育てる楽しさ
今回感じたのは、Codexは単に命令通りに作業するだけではないということ。
もちろんAIなので、完璧ではない。
失敗もするし、最初から意図通りのものが出るわけでもない。
でも、
「ここがうまくいかない」
「こうした方が良さそう」
「機能を追加しよう」
「次はもっと良くしよう」
という試行錯誤を一緒に進められる。
FreeCADを使うだけでなく、
FreeCADを操作するためのMCPサーバーまで一緒に改善していく。
これは、普通のソフト操作とは違う楽しさがある。
まとめ:CodexとFreeCADもかなり楽しい
最初はクセのあるFreeCADをCodexから使えるのか試すだけのつもりだった。
でも実際には、MCPサーバーを改善し、スキルを増やし、モデル生成の精度を上げていく流れになった。
プリミティブ形状の積み上げから始まり、
スケッチ、スプライン、色指定、多数部品生成へ。
少しずつCodexとFreeCADを使いこなせるようになってきた。
見えない相棒と一緒に、道具を整え、失敗し、直し、成果物を作る。
この感じが、自分にはとても合っている。
Blenderだけでなく、FreeCADでもCodexと一緒に遊ぶのはかなり面白い。
これからも、Codexと一緒にいろいろ試していきたい。

















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