ママチャリをこぐと異音がするのでクランクを外してベアリングにグリス塗布した。

DIY



最近ママチャリをこいでいると異音がする。

数ヶ月前からママチャリに乗っていると異音がすることに気付いた。
最初はこいでいてペダルを踏んでクランクが1回転するごとに軽い振動を感じる感じ。
それが最近は「カチャン!」って音がクランクの軸から聞こえるようになった。
ただ、それが連続して起こるわけではなく日によって違う。

気付いたことは

  • 雨の日はほぼ振動も感じず異音もしない。
  • 片足だけでこいでいると振動も無く異音もない。
  • ペダルを踏んで一番下までクランクが回る直前で発生する。

確実にクランクの軸で何かおこっていそう。

原因を推定しよう。

雨の日はだいたい問題無いという事は水が潤滑油のかわりをしているんだと思う。
そして、片足でこいでいると大丈夫なのはクランク軸の片側のベアリングにのみ負荷を加えている
状態って事なので左右のベアリングで何か状態が違うはず。

そして、ペダルを踏んでクランクが一番下まで回る直前に振動と異音が発生しているという事は
左右でクランクに加える力のバランスが変化する位相なんだと思う。

ってことは、クランクの軸を受けている左右のベアリングで負荷を受ける状態が異なっている?

  • 片方のベアリングが破損している。
  • 片方のベアリングにガタがある。
  • 片方のベアリングのグリス切れ。

などが原因と推定される。

よっしゃ、修理用工具を準備しよう。

とりあえず、一度クランクを取り外し軸部分の状態を見るしかない。
グリス切れだったら自分で塗布し直せば問題無い。
ベアリング破損だったら自転車屋さんに修理をお願いすればいいだけだもんね。

購入した工具とグリス

まずは、うちには14mmのソケットレンチがないのでペダルレンチを購入。

そして、クランクを外すためにクランク抜き工具を購入。

ベアリングに塗布するグリスはアマゾン売っていて安いやつシマノプレミアムグリスを購入した。

さっそく、作業開始。

作業内容は動画を撮影したのでそちらがわかりやすいと思う。

まずは、クランクを抜くためにクランク根元の樹脂製の蓋を小さめのマイナスドライバーで
こじって外しクランクを固定しているボルトが見えるようにする。

クランクを固定しているボルトを緩める。

ペダルレンチの14mm側をボルトの頭に押し込んでペダルを押さえ込み通常のネジのように
反時計回りに全力で回す。
最初はムッチャ硬いけど一旦回ると簡単に緩められる。

あ、ボルトを緩めて抜き取ってもクランクはとれません。

クランクを抜く。

クランク抜き工具の外側のネジ山がクランク根元にねじ溝にあうのでぐいぐいねじ込む。
気をつける事はクランク抜き工具にねじ込んであるボルトは反時計回りに回して
緩めた状態にしておくこと。

クランク抜き工具の外側のねじが回らなくなる目クランクにねじ込んだら
クランク抜き工具にねじ込んである(先ほど緩めておいたボルト)ボルトをグイグイと
時計回りに回す。
徐々にクランクが手前に押し出されて簡単にとれた。

左右のクランク両方ともやるんだけど
右側はチェーンカバーを外してチェーンも外す必要がある。

クランク軸を抜く。

作業をやって築いたんだけどクランク軸のベアリング位置決めをしている蓋みたいな金属部品は
左側はスパナで外せるけど右側は専用港がないと外せない。
なのでクランク軸は左側に引き抜いた。

ベアリングにグリス塗布。

クランク軸を抜いてみたら右側のベアリングはグリス切れで金属色。
左側は黄緑っぽい色のグリスが充分に残っていた。
ホントは仕様書などにベアリングと軸に塗布するグリス量が記載されていて従うんだと思うが
そんな資料を持っていないのでてんこ盛りに塗っておいた。

あ、一応、グリス塗布前に拭き掃除して金属屑などはないようにしておいた。

戻し作業。

戻し作業は外したときの逆で簡単。
でも、注意したのはクランク軸の左側のベアリングを押さえる金属蓋の締め付け量。
クランク軸が軽い力でスムーズに回るようにしたいんだけど
そんな状態はたぶんガタがある。

負荷が加わりガタで異音や削れの発生があるかもしれない。
素人なのでいい加減だが・・・・少し回転が渋めな位置まで締め込んで固定した。

クランクは、ボルトを締め込むと固定されるので戻し作業の方が楽チン。

結果

少し乗って確認したけどクランクが回るときの振動も異音もなくなった。
ママチャリのグリス塗布ぐらいだったら簡単なので定期的にやったほうがよいかも。

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