電動エアダスター「サンワ 200-CD056」のノズル。
電動エアダスター「サンワ 200-CD065」のノズル先端内径はΦ7.5mmと少し大きめ。
なので、ノズル穴径をΦ3mmぐらいまで絞ってみたいなぁって考えた。
だが、軸流ファンって負荷に弱い。
負荷が増えると流量があっという間に落ちてしまい風速も流量もでない。
そのため、実験的に2種のはめ込み式ノズルを作ってみることにした。
風速と流量が出ない前提のΦ3mmと極力負荷を小さくしたもの
2種類作ったのは
仕事でも流路(ダクト)の負荷によって風速風量が大きく変化するのは
充分経験していてわかっているんだけど自宅で試せるなら面白そうだから。
2種類はこんな感じ
- 何も考えずΦ3mmまでノズル先端穴径を絞る。
たぶん、断面積が1/4になる事とのノズル長さが伸びるので1/5ぐらいまで
時間あたりの流量が落ちるかも。 - 現在のノズル先端穴径断面積3.75×3.75×3.14相当の形状にする。
実際に使えるようにΦ7.5mmを15×3の長穴形状にした。
ノズル長さが伸びるので2割ぐらい時間当たりの流量が落ちるかなぁ。
実験してみよう。
200-CD065のノズルにはめ込むタイプのアダプターノズル形式で作ったので
- 何も付けないデフォルト状態
- Φ3mmノズル内径に絞ったアダプターノズルを付けた状態
- 15×3長穴形状に絞ったアダプターノズルを付けた状態
それらをノズル先端とデジタルスケールまでの距離を同一にして強風で吹き付けて
デジタルスケールが示す値を確認した。
たぶん、単位時間あたりの流量なのでエネルギー比になるんじゃないかなぁ。
状態 | 値 | 備考 |
---|---|---|
デフォルト | 44g | ノズルを少し上に上げても変化小 |
Φ3mmノズル内径 | 10g | |
15×3長穴ノズル形状 | 37g |
という結果でした。
デフォルトに対し
Φ3mmノズル内径に絞ると22.7%まで単位時間当たりの風量が低下。
15x3mm長穴形状ノズルでは84%まで単位時間当たりの風量が低下。
というわけで
200-CD065のノズル内径を絞る場合は断面積を極力小さくせず形状で絞らないと
風速が一気に落ちて単位時間当たりの風量も落ちるってことですね。
ホント、ファンって使い方が難しいんですよね。
一応、この実験の動画はこんな感じでした。
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