CNC1419のスピンドルモーターを12000RPM 500Wにしたのでテストしよう。
先日の記事のように中華CNCルーターCNC1419のスピンドルモーターを標準品から
12000RPM 500Wのスピンドルモーターに載せ替えた。
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モーターの回転速度によってはCNC1419全体が振動するなって感じていたんだけど
ちゃんとコレットを締め込んで刃物を固定して回転させると思っていたよりうるさくもなく振動も無かった。
コレット部分のガタや偏心で振動していたのかもしれない。
とりあえず、1.5mm厚のアルミ板を切削してみよう。
いきなりアルミブロックの切削は作りたい物がないので材料代が勿体ない。
なので、前回に続いて1.5mm厚のアルミ板にスロット加工と穴加工でテスト切削をすることにした。
いつものようにFUSION360で簡単なモデルを作り
そして・・・いつものように加工データ作成で延々と悩みこんでしまった。
2D加工か3D加工か・・考え込んで今回は3D加工で加工データを作る事にした。
(実は、加工跡が汚くて選択ミスだと加工後にわかった)
上のスクリーンショットの加工軌跡をみてわかるように表面を平らに削ってスロットと穴を加工する。
ホントはスロットと輪郭加工でよいので2D加工の方が加工時間も短く加工跡もキレイなんだよね。
仕上げ加工をするって事も思いつかなかったので汚い仕上がりだった。
さっそく、テスト切削。
スピンドルモーターが別電源になったので
アプリに連動してスピンドルモーターは回転開始しない。
そのため、加工開始前に12000RPM 500Wのスピンドルモーターの速度調整可変抵抗スイッチで最大速度に調整し
そのあとに加工をスタートする。
アルミの切削が始まるとすぐに違いがわかった。
- 切削音が軽やかで高音で聞いていて気持ちよい。
- 刃物が進むときにゴゴゴゴ・・って嫌な音がしない。
- 切削跡にシワシワ模様が発生しない。
良く聞く加工工場でのフライスやマシニングの加工音に近い感じの音だった。
ただね、3D加工なので仕上げ加工があるのが前提みたいで刃物の移動軌跡が汚くてミアット目はダメ。
でも、穴加工の切削面はむしり取ったようなな面ではなくちゃんとした切削面になっていた。
スピンドルモーターの回転速度とトルクはとても重要なんだなと納得。
たぶん、標準スピンドルモーターはトルクが小さく速度も遅いので切削負荷でモーター回転数が大きく低下し
刃物の移動速度に切削が追いつかずむしり取ったような切削跡になっていたんだと思う。
そのため、刃物の移動速度をムッチャ遅くしないとキレイな切削跡にならなかった。
次回は2D加工をしてみて加工跡を確認しようと思う。
そして、今回のテスト切削はこんな感じだった。
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